東京での住みたい街は、やはり「吉祥寺」

東京都下の吉祥寺といえば、確かに東京の住みたい街としてランキングには常時、登場してきます。 確かに中央線沿線では三鷹や国立、国分寺、それに武蔵野や吉祥寺は都内では大変人気の有る土地柄だそうです。 勿論、気に入っている土地柄は吉祥寺ですが、旅好きで日本の歴史にも興味を持っている者として、その当たりをチョットかいつまんで述べたいと思います。

中央線沿線といえば、吉祥寺を始め国分寺、高円寺など地域の名前としても「お寺」の名前が付いていますが、其れは、関東大震災で都心では多くの歴史的遺産が壊滅した事にも原因があるとされています。 何でもこのあたりに寺院が大挙して転居してきたと言われているのです。 しかし、吉祥寺の街には実際には吉祥寺というお寺は有りません。 此のお寺は実は今の文京区の後楽園の近くにあったらしく、お寺の建物は今の巣鴨か駒込辺りに移転したそうです。 ただ、住民は此の地に転居したのをキッカケに、当時住んでいた文京区吉祥寺を懐かしんで其の名を付したとされています。

ところで、吉祥寺は兎に角、都心などへの交通アクセスが良く、駅周辺は近年の合理的な発展で商業施設が充実している反面、一方では昔からの落ち着いた家並み、其れに何と言っても井の頭公園に代表される緑豊かな自然や環境があります。 これらが吉祥寺が住みたい街として、No.1に選ばれ続けているとも言えるでしょう。

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